32年間、ほぼ毎日「ともだちの輪!」と言っていたタモリさんの「友達なんかいらない」に橋田寿賀子(と私)が共感する理由
1982年から2014年までの32年間、
「ともだちのわ(輪)!」って、
毎日(平日)言い続けていたタモリさんが、
「友達なんていらない」と言っている。
私はこの記事を読んで、
何年か前に携帯電話が壊れて、
電話帳メモリーがすべて吹っ飛んだ時の
(あの)解放感を思いだしました。
こんな気持ち。
「ショーシャンクの空に」ちょっと大げさかな?
先週かな、ヨガの先生から
「フェイスブックでヨガの智慧を発信するから(している)
私と友達になるように」とのお達しがありました。
私は渋々(?)フェイスブックに登録。
私は未だガラケーでラインもやっていない。
そしたら、
「あなたの友達じゃありませんか?」と、
前の職場の人たちや「この人!」みたいな
写真や名前が出てきて頭ががクラクラ(オーバーヒート)。
「いとこ」とかも出てきて、またクラクラ
そこで頭の中でアラームが発動、「やばい!」
嫌いな設定画面に入り込んで、
友達制限をかけたり、名前を少し変更したりと、
先生のサイト観覧専用のアカウントに設定しました。
それでも、友達申請きたけどなんで?「いいね」したからかな?
もちろん、みんながフェイスブック等で情報を発信して、
「共感を得たり」「人とつながる」ことの快感は理解できる。
「ミクシィ」を少し経験、ツイッターはかなり本気でやっていたので
SNS的なモノのメリット・デメリットは身を以て経験済みである。
その快感の魔力に、私だって引き付けられる。
特に、マズローの欲求の5段階の4段階目である、
「承認の欲求(認められたい!)」が強い私にとって、
SNSは願ったり、かなったりのツールでもある。
ただ、快感(メリット)にはデメリットもあって、
たくさんの人とつながるという事は、
時間も手間も使うけど、
一番消耗するのが「気」を使うこと。
消耗=「疲れる」
この一言につきる。
私は(自分で言ってしまいますが)、
基本的に人間好きで、
積極的な方だとも思います。
人からの誘いには乗るタイプ(参加を前提に考えます)。
親戚付き合いも欠かしません(最近疲れ気味だけど)。
なので、
友達が多い「風」だと思います。
違っていたらスイマセン
実際、学生時代には
とても多くの友達?知り合い?がいました。
座持ちするタイプなので(自分で言ってスイマセン)、
友達からはよく遊びに誘ってもらい、
その友人らを紹介してもらいました(ありがとう)。
自分でも、そんな友達?知り合い?の多い
自分に満足していました。
県外に出た時にも、
友達の事が気がかりでなりませんでした。
しかし、結婚して子供ができると、
子育てや親戚付き合いなど、
家族でのイベントが自然と重要になって行きました。
だんだんと友達らとは疎遠になるにつれて、
「さみしいかも…」と心のどこかで感じていましたが、
携帯のメモリーが吹っ飛ぶ事件があり、
一気に解放され(目ざめ)ました。
「心が軽くなった」
「友達を減らそう」
ここからは早いもので、
電話番号はその後連絡があった人のみを登録することで、
今の人間関係だけに絞っていきました。
それからは、あまり乗り気でなく感じる
飲み会やイベントには参加しなくしました。
断り上手になりました。
友人(仲の良い)らの飲み会も、
2~3年に1度くらいのペース。
私の人間関係 優先順位
①家族(2親等まで)
②ヨガ
③親戚
④職場
⑤地域
⑥友人
横のつながりの強い沖縄で、
友人関係が6番目になると
「ヒジュルー(冷たい)」と言われそう。
今にして思えば、
学生時代に必死に友達・知り合い作りをしていたのは、
自分に自信がなかったのが原因だったと思う。
周りに「友達・知り合いが多い」と言う数の多さを以て、
自分の自信としていたと思う。
なんと不安定な自信、青年期はそんなものか・・・
「友達がいなくて恥ずかしいから、弁当をトイレ(個室)で食べよう」
と同じこと(行動は真逆だけど)だったと思う。
今は、そんなこと気にしなくてよくなったので、
清々しさも感じている。
私の場合、家族・ヨガ・読書などが支えになっている。
あの頃は本当にがんばり過ぎた、
友達作りについては、もう燃え尽きた。
その反動もあって、過剰に友人関係の重要度を低くしている可能性もある。
話しをタモリさんに戻すと、
昔、テレフォンショッキングに
「326(ミツル)」なる人が出ていた。
その「326クン」は出演中に何回もタモリさんに、
「家のパーティーに読んでくださいよ~」と訴えていた。
私は、
タモリさんは「いいよ~」位にあしらうと思ったのだけど、
うやむやに返事をしていた。
ナゼが絶対に「イイよ」とは言わなかった。
それで今回の記事を見て、
あれは本音が垣間見えた所だったんだ…と、
ふと思いだしました。
かずーっとあの「いいとも」が忘れられませんでした。
326クンが悪いわけではないよ。
タモリさんにお呼ばれされたい人はたくさんいると思うからね。
もちろん「友達が多い方がいい!」
と言う意見もOKです。
それと同時に、
「友達は少なくてもOK」
「いなくてもOK」
である価値観が広がって欲しいし、
だから、タモリさんからの発信に
安心した人も多かったのだと思う。
「できるビジネスマンは友達が少ない(質を重視)」
みたいな特集をプレジデントでやってくれないかな?
おまけだけど、
私は結婚してから、女友達が「0」になった。
別に絶交したわけじゃない。自然と連絡が(双方から)無くなった。
そう考えると、
よく耳にする「男女の友情は成り立つのか?」は、
「成り立たない」が正解なのかと思ってしまいますが、
「私の場合は女友達がいなくなった(存在はするけど)」。
本当の正解は、
「十人十色、人によって答えは違う」
だと思っている。
友達の数も同じだよね。
今日も訪問ありがとう。
僕は毎日ヨガを頑張っていますよ。
体重は落ちていません…。