ヨガる。

『 No meditaion No life 』   抵抗せずに、判断せずに、執着せずに・・・調和する 

「君の名は。」の予習をしようかと思ったら、どんでん返して「サカサマのパテマ」を紹介

 

君の名は。」を見る前に…

  

新海誠監督の映画「君の名は。」がスゴイ人気らしいので、事前学習として新海監督の映画「星を追うこども」(2011年公開)を借りてきて家族で鑑賞。

 

映画が進むうちに娘が「前に見た!なんか長い人がでてくる」と言い出したのですが、どうにも思い出せなかったので、結局最後まで鑑賞しました。

ケツァルトル(長い人)コレ

f:id:modandragon:20161024194952j:plain

この長い人は、おもわずうちの息子が「ヒエッ!」と驚くほど超斬新な方法で、主人公の女の子と男の子を崖下まで運んでくれます!

 

 で、見ていくうちに「なんかジブリっぽくない?」「展開がちょっと荒くない」と不穏な空気になり、鑑賞後ネットで調べてみると…

 

新海曰く、「今回の『星を追う子ども』ではジブリ作品を連想させる部分が確かにあると思うのですが、それはある程度自覚的にやっているという部分もあります」[Wikipedia 引用 

www.hoshi-o-kodomo.jp

 

 「自覚的にやってんだ、良かった」と胸を下しつつも、ちょっと紹介しづらい作品(私の個人的見解ですからね)だったので、急きょ、同じ「地下世界」がテーマ「サカサマのパテマ」を紹介します。

イヴの時間』の吉浦康裕さんの作品

 

 

f:id:modandragon:20161024194149j:plain

 

「サカサマのパテマ」のストーリー

普通の人と、重力が逆の地下世界で生活する人の話し(ボーイミーツガール)。

主人公の男の子(中学生)の世界では「罪人(つみびと)が空に落ちた」と教育され、空を忌み嫌う超管理社会。

 

よくあるSFの「未来世紀ブラジル」「ガタカ」みたいな感じ(例えが古い映画でゴメンね、でも両方とも名作。ブラジルはバッドエンディング、ガタカはスカッとエンディング)。

未来世紀ブラジルのテーマ曲 Brazil(暗黒映画なのになぜかサンバ?有名な曲ですよ コーヒーの宣伝とかで)

Brazil(1985) Trailer - YouTube

 

そこに、逆さ(重力逆)のパドマが登場し物語が展開していきます。もちろん管理社会の事実が明らかになり、そこに風穴があいていく お約束展開。

 

 

おすすめポイント 最後のどんでん返しがスゴイ!

 

まず「逆さ人間」設定だけでも斬新でスゴイのですが、最後のどんでん返しもアッと驚き。

 

大どんでん返し映画「ユージュアルサスペクツ」「シックスセンス」(私ランキング)、古いゲームで言えば「ポートピア連続殺人事件」(わかる?)並み!と言いたい位、書いて字のごとく「どんでん返し」が待ち受けています!

 

そのオチを見て「価値観って曖昧だなぁ」「正しい、正しくないの判断ってなんだろう」「人種問題(特にマイノリティ問題)」について考えさせられました。

 

 

まとめ

このアニメは職場の後輩(20代)にすすめられました。実はその後輩、私に作品紹介しながら図解までしてネタをばらしていました

 

幸いにも私は「(どうせ萌え系アニメだろ!逆さまの女の子が抱きついているって意味わからん)へぇ~ ふん ふん」と聞き流していたおかげで、オチは全然覚えていませんでした。

 

そして、見終わってからあのネタばらしをを完璧に思いだして「人にすすめながら、オチまで教えていたのか…アヌヒャ~(あの野郎)」と怒りが込み上げてきました。

図書館の推理小説の登場人物紹介欄に、「犯人」と丁寧に書いていただいたような気持ちになりました。

 

 

個人的には色々と考えさせられた(勝手に考えた)映画ですが、そこまで深刻に見る映画でもないし、最後はカタルシス(すっきり)もちゃんと用意されているので、娯楽として十分楽しめるアニメ映画です!

 

 

世界観の設定は若干複雑ですが、お子様も一緒に楽しめる作品でした。

※見るんだったら小学3年以上がベストかな。